猫の初めての出産どのように対応すればいいのか

普段、猫ちゃんを自由に外出できるようにしてあげてたり、捨て猫を拾ってきたりして何だかお腹がおおきいな、行動が落ち着かないと思ったらその猫ちゃんは妊娠してるかもしれません。

 

初めて出産に立ち会う場合、どうすればいいのかわかりませんよね?

 

今回は猫ちゃんの妊娠・出産についてまとめました。

 

猫ちゃんの妊娠期間は63〜65日で、妊娠してからはオッパイやお腹がふくらんだり普段、活発に動く猫ちゃんでも動かなくなったりします。

 

動かなくなるのですが、食事はいつもよりも多く食べるようになります。

 

出産直前になると、ソワソワして落ち着きがなくなり、いつもより神経質になってるからでしょう警戒心が強くなり、攻撃的になります。

 

さらに、食欲がなくなり、気にして股間のあたりをよく舐めるようになります。

 

このような変化がみられたらキャットフードを「妊娠・授乳期用」のものをあげてください。

 

急に切り替えずに、1週間ぐらいかけて「妊娠・授乳期用」のキャットフードの割合を増やしてくことをおすすめします。

 

事前に準備するものとしては、「産箱」を用意してあげて下さい。

 

暗くて、猫ちゃんが落ち着ける場所に大きめのダンボールを横にしておいて、下には毛布などを敷いておいてください。

 

出産時に使うものは、消毒したハサミ、木綿糸、清潔なタオル2〜3枚ぐらい

 

妊娠中に一度、病院に行き、レントゲンを撮ってもらいましょう。

 

胎児の数や、逆子になっていないかなどがわかります。

 

他は物理的に準備することはないですが、初めての方は緊張するかもしれませんが猫ちゃんも頑張ってるので、なるべく冷静になりましょう。

 

いよいよ出産です。注意点としては、あまり手をださないようにして、母猫が仔猫の世話をしないようなら、猫ちゃんも混乱してるかもしれないので初めて手助けしましょう。

 

陣痛が始まり、30分くらいで第一子が生まれ、それから3〜5匹ぐらい生まれます。

 

全体で、1〜2時間、長い時で6時間という時もあります。

 

もし、陣痛が始まって1時間以上生まれなかったら難産の可能性があるので、病院に連絡して判断を仰ぐようにして下さい。

 

仔猫が生まれてきたら、お母さん猫は舐めてあげて羊膜を破ります。

 

ただ、野生の習性で生きられない弱々しい仔猫の世話はしないということがあります。

 

また、出産で疲れてそれどころじゃないということもあります。

 

そんな時は、赤ちゃんを清潔なタオルで拭いて体を覆う羊膜をはがしてあげます。

 

そして赤ちゃんのへその緒を木綿糸でキュっと縛って止血し、母猫側を消毒したハサミで切ります。

 

後はお母さん猫に身体の汚れをなめてもらいます。

 

基本的には、見守るだけですが万が一に備えて目は離せません。

 

緊急時の時のため、獣医さんの連絡先は確認しておきましょう。

 

猫ちゃんも必死で頑張ってますので、飼い主さんも一緒に頑張りましょう。

 

 

出産後のお母さん猫の行動

 

赤ちゃん猫を生んだお母さん猫は、「母性行動」と呼ばれる行動をするようになります。

 

出産して、数日間はほとんど仔猫と一緒にいます。

 

それは、誕生間もない仔猫の体温をまだ体温維持能力が仔猫にはないため、低体温にならないように本能的に温めてあげてるのです。

 

ただ、3週ぐらいで仔猫も自力で体温調節ができるようになり、5週ぐらいで仔猫と一緒に過ごす時間はグッと減ります。

 

後は、離乳期まで母乳をあげます。

 

仔猫を舐めてあげます。

 

それは、排泄の誘導やにおいをつけるためだと言われてます。

 

仔猫の首根っこをくわえて移動してるお母さん猫をみたことがある方もいると思いますがこれは、「連れ戻し行動」と言って、分娩から30日頃まで認められます。

 

最後に、子どもを守るために攻撃性が高くなります。

 

出産前は人懐こい猫ちゃんだったとしても、安心はできません。

 

ですが、これは子どもを必死で守ってるので理解してあげてくっださい。

 

むやみやたらに、仔猫を触らないようにしましょう。

 

 

以上、出産についてまとめてみました。

 

ぜひご参考下さい。